何とかしたい仮設トイレの臭い
建築現場、工場、イベント、コンサート会場などにおいて仮設トイレは欠かすことのできない存在です。
災害においては東日本大震災の被災地でも活躍していたことが、新聞やテレビといったメディアで報じられました。
それだけ仮設トイレの重要性が高まっていますが、仮設トイレ=「汚い」「狭い」「使いづらい」最後に「臭い」と答える方が大半である。



そのためトイレを我慢し大腸菌のようなバクテリアが繁殖してしまい、尿路感染症になってしまう可能性がある。

仮設トイレでも多少臭うが我慢すれば使えるトイレや、ほぼ臭わない仮設トイレ、メンテナンスだけででも変わる仮設トイレ・仮設トイレの臭いの原因を紹介したいと思います。
まず仮設トイレの種類で臭う商品とほぼ臭わない商品を紹介したいと思います。
非水洗式仮設トイレの機能と臭いは(俗にボットン便所)
メンテナンスなし臭い危険度☆☆☆☆☆☆☆
メンテナンスなどをしても臭い危険度☆☆☆☆☆☆ (全く変わりません)
商品難易度 ☆☆☆(ほぼほぼ簡易水洗式に移動しているので品薄)
価格 ☆☆
【使用される場所】
・農業現場や山岳
・仮設の建設現場(水がない場所)
必要なもの
夜中使うのであれば、電気が必要
非水洗式仮設トイレとは
非水洗式和式・洋式仮設トイレの便器内の半分(半穴または丸穴)、若しくは全体に穴が開いてあり(全穴)、その穴を通って排泄物が便槽に貯留される仕組み
非水洗式小便は、朝顔便器についている。


非水洗式仮設トイレ臭いに関しては
この非水洗式仮設トイレは完全に臭いはします
なぜかと言うと、水も使わす、アンモニアだけを貯めている商品なので、完全に臭う、完全に出したものが臭う商品となっています。
小便に関しては、水がない朝顔トイレでそこから強烈なアンモニア臭がする
和式・洋式に関しては、便器が大きい穴で汚物が見えるぐらいなので完全に臭うのが現状である。
簡易水洗式仮設トイレの機能と臭いは、
簡易水洗式仮設トイレ、(住宅メーカー、イベント会場)スタンダートタイプ
メンテナンスなし臭い危険度☆☆☆☆☆
メンテナンスなどをしても臭い危険度☆☆☆☆
商品難易度 ☆(仮設トイレ業者だったら絶対にある商品)
価格 ☆☆☆
【使用される場所】
・農業現場や山岳
・仮設の建設現場
・イベント会場・フェスなとの使用頻度が多い場所。
・工事現場
必要なもの
夜中使うのであれば、電気が必要
水を使いので、水がある場所かポリタンクでの対応
簡易水洗式仮設トイレとは
排泄物をフラッパーで自由落下、ペーパー等は少量の洗浄水にてポンプにて洗い流し、便槽に貯留する構造となっている。便槽は浄化槽や汚水マスに連結せず、バキュームカーによる汲み取りが必要となる。
尚汲み取りをしなかった場合は産業廃棄物処理法違反となるので必ず地方自治体の環境課又は、受付にて神輿処理をしたいと伝えて、業者か、市役所で処理ができます。



簡易水洗式トイレの臭いに関して、
この簡易水洗式仮設トイレは、水があり、汚物とともに流れるので、水と汚物を中和されるので非水洗式仮設トイレを比べればマシだが、最近の簡易水洗式商品であれば、室内防臭使用など様々な工夫をしているメーカーが多い。
昔のフラッパーであれば、隙間が空いていてそこから臭いを発生する場所だったがこの室内防臭使用に関しては、フラッパーをできるだけ隙間がなく、ポンプを踏めば多くの水を流し即座にフラッパーを閉じる。
ただ汚物は商品のステップ場所に貯めているので臭いはするが、ある程度臭いを起こさない消臭剤や、防臭・防虫剤が多く出回っている。
この消臭剤は、臭いをアンモニアから、ももの香りや、炭の香りなどごまかしていてある程度汚物が溜まると効果がなくなる、
また防臭や防虫剤でも臭いの軽減になるぐらいの商品である。
水洗式仮設トイレ
水洗式仮設トイレ、(住宅メーカー、最近でのイベント会場に使われる傾向)
メンテナンスなし臭い危険度☆☆
メンテナンスなどをしても臭い危険度☆
商品難易度 ☆☆
価格 ☆☆☆☆☆(商品単価は通常の仮説トイレ金額だか給排水工事がある為割高)
水洗式仮設トイレとは
水と下水道・汚水マスの環境が無いと使用できないですが、仮設トイレとは思えないほど快適で、通常の水洗トイレと変わらずご利用頂ける事が利点です。
ただし、給排水工事が必要となりますので、通常の仮設トイレと比べて、単価か高くなります。



水洗トイレの臭いに関して
この水洗式仮設トイレは、家のトイレと一緒で、水があり、汚水舛にて汚物を流すので、ほぼほぼ臭わないのが現状である。ただ、仮設トイレの排気口が、電気ではなく自然なので、前の方が大をすると、前の方の臭いがする場合もあり。
ただ簡易水洗式に比べると全くと言うぐらい臭わないのが現状です。
また男性の小便特有の散らかしを清掃することにより、臭いの軽減をするのが現状です。
バイオトイレ
メンテナンスなし臭い危険度☆☆☆
メンテナンスなどをしても臭い危険度☆☆
商品難易度 ☆☆☆☆☆
価格 ☆☆☆☆☆
【使用される場所】
・農業現場や山岳
・仮設の建設現場(仮設電源での場所)
・気温が低くなり凍結の心配がある場所
使用したらいけない場所
・イベント会場・フェス会場(多くのお客様が使用する場所)
・電気がない場所
必要なもの
電気 100V(24時間電気が通る場所)
このバイオトイレは、水を使わず人の排泄物を微生物の力で分解し処理するトイレです。
微生物による分解を行っているため、トイレ特有の嫌な臭いがほとんどないバイオ仮設トイレです。


見た目は一般的な仮設トイレと一緒ですが、便器の下には木を削る時に生じる目の細かい木屑やチップが設置されています。
糞尿はほとんどが水分です。その水分をおがくずに保水させて加熱し、スクリューでかき混ぜ、蒸発させます。そのため排泄後は、ボタンを押すかハンドルを回すかしてスクリューを稼働させる必要があります。
水分は臭いを発生することなく通気口を通って蒸発。残った約10%~15%の固形分が、おがくずに含まれる微生物により分解されます。
バイオトイレ臭いに関しては
使用方法を守っていれば原則、ほぼ臭うことはありません。ただし、バイオトイレの処理槽は発酵分解できる量に限りがあります。処理能力以上に使用すると、分解しきれないなり、汚物が溜まり悪臭が発生して、また木屑や岡クズを入れ替え又は交換しなければなりません。
大惨事を避けるためにトイレの処理能力と利用人数を事前にしっかりと確認しましょう。
おおよそバイオトイレの処理能力に関しては、1人使用後10分~15分ぐらい処理にかかる計算なので、イベント会場などの多くのお客様では対応ができない
男性の仮設トイレ使用した場合の臭いの元はそれたけじゃない
男性特有の小便で洋式便器並びに小便器に関しても引っ掛ける。
女性にはわからないが、男性は、小便をすると周りに散らかす傾向がある。これを放置すると、非水洗式の小便と同じ臭いがするので、イベント等では、1時間に一回は水で流したりメンテナンスをすれば少しは、臭いの軽減になる。

尿ハネの様子を可視化した実験結果。蛍光を発する成分を混ぜた水を大きな注射器で300mL(成人男性が1回の小用で排泄する平均量)を7回繰り返し放出した後、ブラックライトで照らして撮影した。光って見えるのが飛び散った尿ハネを示します。
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